11月3日、本堂にて仏具おみがきと清掃が有志の御門徒さんによって行われました。
宗祖親鸞聖人の御命日にあわせて営まれる「報恩講」
私たち真宗門徒にとっては、親鸞聖人を御縁として聞法していく大切な場となります。
浄土真宗の門徒・お寺にとっては、1年で一番大きな仏事といってよいでしょう。
その報恩講に合わせて、宝田院では仏具のおみがきが行われます。
真鍮(しんちゅう)製の仏具を、丹精込めて磨いていきます。
今年は長女も初めて「おみがき」を体験しました。
御門徒さんや住職に方法を教えてもらいながら、見よう見まねで奮闘しました。
「まねる」は「まなぶ」に繋がります。
人生はいつだって、「まね、まなぶ」です。
本堂清掃も同時に行われました。
おみがき・清掃にご参加下さりました御門徒の皆様、ありがとうございました。
おかげさまで、本堂のお飾りが報恩講に向けて整いつつあります。
あとは、仏華とお餅・みかんです。
1年に1度、親鸞聖人の御生涯を描いた『御絵伝(ごえでん)』が奉掛されると
いよいよ『報恩講』です。
仏具がきれいにおみがきされた後、住職が仏華を生けます。
今年は来年の700年法要に向けて、正面は宝田院の定紋「笹竜胆(ささりんどう)」で生けてみました。
笹と竜胆です。
親鸞聖人の祖師前は、この度の法要記念事業で須弥壇(しゅみだん)を新調させていただきました。
先代・第二八世釋明勝の念願であった須弥壇が設置されたこと大変有り難く思います。
こちらは御絵伝の間の仏華
本堂右余間は、太子・七高僧を宝田院に伝わる『光明本尊(こうみょうほんぞん)』(文化財)と『開基明光上人像』(文化財)を奉掛させていただきました。宝田院定紋「笹竜胆」があしらわれた内敷をかけさせていただいております。
来年の宝田院法灯継承700年法要も今回の飾り方をメインにしたいと考えています。