ご門徒さんのお宅での報恩講のお参りの時のことです、
久しぶりにお顔を拝見させていただいたおばあちゃんのニコニコ顔。
聞けば、御年100歳になられたとか、ご長寿おめでとうございます。
「こんなに長生きできるとは思わんかった」とおっしゃられるおばあちゃんと一緒に
正信偈をゆっくりお勤めさせていただきました。
お勤めが終わった後、、、なぜか、べべちゃんこのままソワソワされるおばあちゃん、
どうしたのかな?と思い娘さんに聞いてみたら、
「100歳の長寿を祝って市長さんからいただいた銀杯とお祝いの言葉が書かれた顕彰状を僕に見せたくてウズウズされているとのとでした。
毎日、何度も取り出しては眺められているそうです。
おばあちゃんは「こんなことしか自慢ごとがない」と笑いながらおっしゃられましたが、
そんな100歳のおばあちゃんの姿が、たいへん可愛らしく感じられる瞬間でした。
その瞬間のひとつひとっの積み上げで100歳。
決して小さな自慢事ではありませんよ、感服いたします。
合掌