照々坊主のつぶやき
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2020年7月16日

2020年永代経法要ご報告~with聞法へ

毎年、4月の暖かい陽気の中で厳修されていました宝田院永代経法要ですが、

今年は新型コロナ感染拡大防止と参拝される有縁の皆様の健康確保と安全のために、日程未定で延期させていただきました。

しかし、お勤めだけは無参拝にて内勤め(うちづとめ)という形で、宝田院寺族で執行させていただきました。

 

世間では、東京オリンピック2020の一年間延期や、高校野球甲子園大会の中止等、様々な行事・イベントが延期や中止を余儀なくされています。それぞれの皆様にとっては苦渋のご決断だとご推察申し上げます。

やはり、それは目に見えない「ウイルス」への恐れ、「病(やまい)」の苦しみを遠ざけるため、最悪の場合、生命の保持が危ぶまれる「死」への苦しみから逃れるためだと思います。

そのことは、致し方ないことだと思います。

しかし、だからといって私たちが、限りある“いのち”を生きる事を、延期や中止にすることはできません。

道を歩んでいく(生きていく)ことを、やめることはできません。

お勤めは勤めることはできましたが、ご法話の御縁に遇うことはかないませんでした。

真宗寺院は聞法の根本道場です。

その願いに立つと、何らかの形でご法話=御法縁をお伝えしたいと願っています。

今から約500年前、本願寺第八世・蓮如上人は『御文』(お手紙)によって遠く離れた御同朋に御法縁をお届けになられました。

時代は流れ、三密を避けることを求められる今の世相の中、このことを機縁として、電子媒体(インターネット)を使って有縁の同朋の皆様にご法話お届けできればと願っています。

合掌

 

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